これまでの記事

マークシートペンの替芯について

こんにちは、志向館で英語の講師をしている三木陽平です。 総体が終わり夏が近づくにつれて、石川県の高校生たちも受験ムードになってきました。 今回は、受験生を応援すべく、いつも校門配布で配っているマークシートペンの替芯にまつ

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総体明け募集

先週は石川県高校総体予選がありました。引き続き、北信越大会に出る人、そして、特に今回の大会で部活動を引退する3年生、本当にお疲れ様でした。3年間、いろいろなことや、思いがあったと思います。悔いなく終了できましたか?次は、

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サラブレッド

6/5付朝日新聞に掲載されていた、女子陸上の第1人者である田中希実さんの話より   人には恵まれ続けました。母がマラソン選手で、父がそれを指導する家庭で生まれました。 (中略) 両親が陸上をしているので「サラブ

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昼も夜もアタック!レシーブ!

こんにちは、国語科田中です。 6月に入り、高校総体・総文の時期となりました。当塾にお通いの皆様も忙しい頃だと思います。   今回のタイトルですが、「なんだこのタイトル?」って感じですね。 2ヶ月程前の話になるの

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2025共通テスト数学ⅠA問題分析(後半)

第3問  図形の性質
四面体の一部を切り取った五面体について、3直線が1点で交わる証明、相似の利用、方べきの定理の利用、平面と垂線に関する問題で、いずれも、丁寧な誘導があり、何に着目するかも提示してある。誘導に従って、図をしっかり見て解けば、それほど難しくはない。
第4問 場合の数と確率
くじ引きを題材として、期待値を計算させて、その参加料の妥当性を判断させる問題。最初の確率の設定さえ間違えなければ、あとは丁寧な誘導に沿って、簡単な計算で正解にたどり着ける。期待値を考えさせるには適した題材ではあったが、反復試行も条件付き確率もない、どちらかと言えば平板な問題であった。

今回から、同じ図形を別のページで再掲してあったのは、受験生に対する配慮であろうか。

これはよかったと思われる。
また、ある設問の配点が、前の設問が正解でないと与えられない設定は初めてで、これは単なるカンで正解するのを避けるためであろうか。
全般的に問題文が長く、70分で解くにはきついものがある。
「日常の事象や数学のよさを実感できる題材」という割には、最もそれに直結するような単元である「人間活動と数学」(整数の性質)からの出題がなかった。(内容的にはどこが人間活動と結びつくかは疑問であるが)
考察力を試すため、様々な事象に数学をあてはめていこうというのはいいのであるが、結局は丁寧な誘導にそって、素直に解かせるだけになっていて、太郎さんと花子さんを通じて、決められた解き方を強要しているに過ぎず、穿った見方をすれば、結局は言われたことを素直に実行する能力を試しているだけになっていないだろうか。

平均点が53.51点(ⅡBCが51.56点)であった。一部を除けば、基本的事項を問う問題ばかりであって、この平均点は意外な気もする。文章を正しく読めなかったのであろうか。
では、高得点をとるにはどう対策をすればよいのか。まずは、すべての単元について、基本事項を問題を通して再確認をした上で、共テ型の問題で練習する。その際に、しっかり問題文を読んで、問題が指示する解法の流れに乗ることを意識してもらいたい。
今年のような出題であったら、基本事項の確認をスピード感をもって取り組み、むしろ共テ型の問題演習にウェートを置いた方がよいだろう。

実現可能かどうか別にして、共テ数学を攻略する理想的な勉強方法は、まずは教科傍用問題集で基礎の確認をしたうえで、その単元をマーク型の模試の過去問、共テの過去問で8割以上になるまで演習をし続けることである。

これができれば、時間とお金を浪費する動画授業など不要である。

生徒の学校の授業の完全理解を目指す 志向館 宮前 龍彦 でした。