長い寒波も今日までのようで、明日から徐々に春らしくなる予報です。いよいよ明日は国公立大の前期試験なのですが、遅ればせながら今年の共通テスト数学ⅡBCを解いてみました。
新課程入試初年度で、今年から試験時間が10分増えて70分になりました。また、選択問題が4問中から3問選択に増え、文系の生徒は必然的に「統計的な推測」からの問題を選択しなければならず、理系の生徒は「複素数平面・式と曲線」を選択することもできる構成になりました。
ほとんどの問題で文章量が多く、誘導に沿っていけば難易度は標準的で、計算量も多くないのですが、全体の分量が多いので平均点が昨年より6点くらい下がり51.56点でした。共通テストになってからのこのような傾向に大きな変化はなく、これからも続くものと思われます。
これから受験生になる皆さんは、公式だけを丸暗記するような学習ではなく、その出どころから理解し、論理的な思考ができるように演習をこなしてください。さらに、共通テスト対策問題集などで読解力をつけるトレーニングをしていくことが必要になってくるので、普段から受験を意識して頑張ってください。 理系部会・前川