科目の説明で「スラッシュ」という言葉を連呼しちょっと話題になった理科基礎(物理基礎を除く)についてです。新課程になって少しだけ内容が変わりましたが、おおよそ様子が変わらず、問題だけ見ていてもどこが変わったのかほとんどわからないほどの違いです。ほぼ変わっていないと考えてよいでしょう。旧課程受験者も特に問題なく受験できたはずです。今後もそれほどの極端な変化はないと予想しています。
文系で化学基礎・生物基礎の組み合わせにするか、生物基礎・地学基礎の組み合わせにするかで今後悩む1,2年生もいると思いますが、やはり生物基礎・地学基礎の組み合わせが有利です。理系で物理・化学を取っていて文転したなどの特別な事情がない限り、生物基礎・地学基礎です。中間集計で生物基礎・地学基礎の組み合わせが平均約66点、化学基礎・生物基礎の組み合わせが平均約58.5点ですから、まず平均点からも明らかです。また、化学基礎は計算や考察を要する問題があり、しかも化学と同様に少し難しいであろうと思われる題材も出題される傾向があるので、お勧めしません。学校で地学基礎やってないという受験生でも独学で勉強する価値があるくらいでしょう。
志向館 化学/化学基礎/生物/生物基礎/地学基礎担当 徳野