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星稜大学 学校推薦型・総合型選抜対策講座

先週土曜日の、志向館寺町校での金沢大学入試セミナーに引き続き、本日は、星稜大学へ行って、学校推薦型・総合型選抜対策講座の出張授業をしてきました。担当して4年目ですが、コロナのため、今年が初めての対面授業です。北陸3県を中

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金城大学 オープンキャンパス

昨日、金城大学のオープンキャンパスで「推薦・一般選抜対策セミナー」の英語の授業をしてきました。今年も、入試問題を分析し、授業を受けてくれた人たちの合格の後押しになればいいと全力で解説してきました。今後の受験勉強に役立って

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志向館寺町校が新しくなりました!

こんにちは。英語講師の三木陽平です。 すでに通われている高校生や予備校生の方はご存じかもしれませんが、志向館寺町校の玄関と大自習室が改装されました。40年続いた趣のある玄関と仕様でしたがリニューアルです。白基調に床を深い

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共通テストにおける理想の読解速度は?

こんにちは、志向館国語科の田中です。 突然ですが、高校生のみなさんは文章を読むときのスピードは気になりませんか? 当塾の館生においても読解スピードが気になる方は多いようです。 そこで、どのくらいのペースで文章を読むと良い

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共通テスト国語を振り返り

こんにちは、志向館国語科の田中です。

 

今週は、金沢大学などの国公立大学の前期試験の結果発表や、公立高校入試といった、みなさまと塾にとって大きな意味を持つ一週間でありました。

 

高校入試の問題では、共通テストを意識していることもうかがえました。

 

さて、今回は共通テスト国語を振り返ってみたいと思います。

 

今回の国語の確定平均点は105.74点で前年からは4.52点低下しておりますが、難易度に大きな変化は見られませんでした。

 

大問ごとの振り返り

 

第1問の評論文は前年に引き続き、2つの文章を読む形式でした。今後もこの形式が続くのでしょうか。

この形式においては必ず2つの文章を比較し、共通点や相違点を答える問題が出ます。より精度の高い内容把握が求められますね。

 

第2問の小説は会話文も多く、テンポよく読み進めることができたのではないかと思います。

最後の問題は、資料と本文を絡めた、共通テスト以降にみられる特徴的なものでしたね。資料をよく読むことも大切ですが、何より本文の読解が重要となります。

 

第3問の古典は珍しく出典が歌論でしたが、古典の基礎知識があれば十分に読めるものでした。

問4は和歌の読解をテーマとした問題でした。やはり、古文において和歌の読解は避けられないものです。基本的な修辞技法の学習に加え、問題演習の中で積極的に意味を考えるようにしましょう。

 

第4問の漢文は、官吏登用試験の予想問題とその模擬答案という、これまた珍しい形での出題となりました。

しかし、これも古文同様、基礎知識だけで十分に読める問題でした。

漢文では何かを例えることが多いです(今回であれば、同類の人が集まることをたとえていました)。これが分かりにくい。分かりにくいのですが、最後まで読むと見えてくる。というわけで、全体をよく読み把握するようにしましょう。

 

全体を見てみますと、問題には必ず何か変化が見られ、入試センターが試行錯誤している様子がうかがえます。

しかし、どの問題を答えるにも基本的な知識で足ります。

 

これから学習を進める高校生・予備校生は、まずは基礎的な部分からしっかり取り組むようにしましょう。