大学入試センター試験から大学入学共通テストになってからというもの、化学の難易度が高すぎると思ってきたのですが、今年はようやくいわゆる教科書に沿った内容と難易度であったと思います。
ポリイミドに関する問題やアルコールロケットに関する問題は、考えるのに時間がかかったという人もいるとは思いますが、計算問題が7問で例年より少なく、しっかりと勉強してきた人にとっては全体として困難のないものであったでしょう。計算問題が多いとそれだけで平均点が下がる傾向があります。今回の平均が昨年より上がるのも納得です。
計算問題が少ない代わりに、無機物質に関する知識を必要とする問題が多かったように思います。来年以降化学を受験する1・2年生はしっかりと問題集等の計算問題をやりこむことと、無機物質に関する知識を万全なものにしましょう。万全なものにするというのは、ここは覚えているけど、ここは覚えていないという差をつけないということです。それには、ただ問題を解くだけではなく、しっかりと知識をまとめる必要があります。
また、有機化合物・高分子化合物については、なるべく早くひと通りやっておくべきでしょう。通常の進学校の進度では化学の範囲が終わるのは秋になります。でも本当は2年生の今の時期、つまり1年前に終わらせておきたいところなのです。現実的には難しいでしょうが、数学はⅠAⅡBCの範囲まで2年生のこの時期に終わっていますから、理科もそれぐらいが理想です。
徳野
