隣の富山県の高岡法科大学が学生の募集を停止し、事実上閉校することになったようです。
法律を学べるのは北陸三県ではこの高岡法科大学と金沢大学にしかなかったことが今更ながら驚きです。志向館の館長三木は「文系なら法学部を目指すべき」と常々言っていますが、地元で目指すのは金沢大学のみとなれば、寂しい限りです。
思い返してみると、金沢大学の法学類を第1志望にして、地元(北陸)しか進学できないという受験生も石川県の金沢星稜大学経済学部を受験してました。さらに考えると、法学志望といっても地元に残る人は就職先として公務員を視野に入れていることが多く、法律に携わる仕事をする心意気を持った高校生は都会の大学に出ていく傾向がありました。
どうすればよかったのか。全体的な少子化の影響で何をしてもだめだったのかもしれませんが、やはり開学してすぐにでも優秀な学生を集め塾のようなことを行い、司法試験に無理やり合格させるといったことも必要だったのではないでしょうか。法学部なら司法試験で押すという手段がありますから。
全国で少しずつ私立大学が無くなりつつあります。
徳野