共通テスト 英語リーディング
昨年と出題形式に関しては大きな変更はなく、第4問までは、順当に解答できた人も多かったと思う。今年は第5問が昨年と比較して本文の語数が約300語増加したことで、かなりのプレッシャーを受けながら、解答をしたのではないかと思われる。設問も時系列の問題が少し解きづらく、そこで、ペースを乱し、第6問Aも少し読みづらいのもあって、過去最低の平均点の要因にもなったのかしれない。全体的には、単語のレベルも難易度の高い単語も多くはなく、設問のレベルもゆっくり時間をかけて解けば、決して解けない問題ではなかったと思う。昨年と比べ、全体としては、200語増加。共通テストが求めるのはさらに、思考力と問題を処理する能力を求めるとせいうメッセージと考える。とはいえ、精読力も必要な設問もあったので、速読力と精読力をそのつど切り替えて、設問をいかに速く解く(処理する)か、日常の学習でもさらに練習が必要となる。
石代正樹