たまたま、郵便局の帰りに、行ったことのないスーパーに何気に寄り道したところ、店内放送がかかり、鮮魚売り場に人集りができていた。なんと北国新聞夕刊の一面に、でかでか掲載された第1号の「煌」だった。
400万円の鰤様である。運よくいいものにお目にかかれた。側線の上部が青みのあるゴールドの雲の帯がしっぽの方まで伸びていて、傷一つない。解体するに惜しいと思った。
今日の志向館の予備校の朝礼では、代表の宮前先生が運転者(運を転ずる者の意)についてお話しされていた。
運は偶然と思われがちだが、貯めていたポイントのようなものをタイミングよく使うことだそうだ。なるほどと思った。私は人集りがあると心が動き、何があるのか確かめたくなる、ややミハーなので、そんな回数がきっと多いのだろう。それで希少なものにも出会うことができたと思う。
共通テストが近づくと、何かエールを送りたくなる。これまで取れなかったような自己ベスト得点を取ると生徒は「(神が)降臨した!」と言うが、降臨ではない。君たちの日頃のポイントの蓄積だ。努力は報われるよ。 三木淳子