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諦めないって大事

こんにちは。志向館英語科の山城です。 金沢はもう春ですね。 花粉が飛びすぎてて山城はマスク外したくてもまだ外せないです。。 塾では合格発表の結果報告がたくさんきて笑顔が溢れかえってます。題名にある通り今年の受験は最後まで

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共通テスト国語を振り返り

こんにちは、志向館国語科の田中です。   今週は、金沢大学などの国公立大学の前期試験の結果発表や、公立高校入試といった、みなさまと塾にとって大きな意味を持つ一週間でありました。   高校入試の問題では

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英検1級2次試験

こんにちは。志向館で英語の指導をしている三木陽平です。 金沢の高校生たちも受験に勤しむ中、今回、私三木は英検1級の2次試験を受けてきたので報告させていただきます。   英検1級の2次試験は石川県で受けることがで

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23年共通テスト数学ⅠAを解いてみて

今年の共通テスト数学ⅠA、昨年の史上最低の平均点から約20点もアップ。今年の各国公立大学のボーダーを押し上げる「原動力」となったようです。 さて、個々に問題を見ていくと、各大問の前半部分は取り組みやすく、最初から手も足も

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2022年共通テストⅠA

大学入試センター試験から通してみても最低の平均点になりそうな共通テストの数学ⅠAですが、あらためて全体を通して見るとこの問題は絶対できないだろうなという難問はありません。では、なぜこのように平均点が低いか私なりの考え方を書いてみます。

①ほとんどの受験生が解けるような飽きるほど見た問題が少ない。

②第2問のデータの分析の問題の分量が多い。(計算量は少なかったが)

③選択問題である数Aの第3問から第5問のうち簡単と思える問題がない。

以上の3点が気になります。

共通テストからみられるようになった第1問〔2〕や第2問〔1〕は正解率は高くなかったかもしれないが、問題の難易度として高いわけではないと思います。ただし、以前この位置にあった不等式や二次関数の基本問題を押しのけてしまったことに対しては平均点を下げた要因になるでしょう。(①に関わる)

第2問〔2〕データの分析に関する問題はもちろん個人的な意見ですが、そんなにたくさん必要ですかと思います。4ページで十分では?(②に関わる)

第3問はプレゼント交換に関する完全順列(たとえば1234を並べるときにどの数字も最初の通りに並んでいない4123など)の問題で、順列・組み合わせの少し難しい部類に入ります。第4問整数の性質に関する問題はベースとしては一次不定方程式で基本ですが、係数が大きいため工夫している問題で、得意としている人は言っていることは分かったと思うのですが、数字の桁数が大きく、計算に時間がかかってしまったかもしれない。第5問図形の性質はよくある問題とは違うものにしようと工夫を凝らしてあるのは分かるのですが、図形を描くのに苦労してしまった挙句に、問題の解き方の進行が今までにないものであったため手間取った人がいたのではないでしょうか。毎年3問中1問はまあこれはすんなりとほとんど解けるかなという問題があるものですが、よく言えばこだわってしまったためにどの問題もやりにくくなってしまったようです。(③に関わる)

 

得点を取るための対策はかなり難しいと考えられます。強いて言えば普段から見たことのないような問題に対して取り組む癖をつけておくことでしょう。

 

しかし、いつも思うのですが、これは作り手は自分で解いてみていないのでしょうか?確かに問題の漏洩の点から誰彼構わず問題を解いてもらうわけにはいかないのですが、それぞれの問題ごとに何人かが作ってそれをただ合体させたように思います(勝手な意見です)。あと、70分の試験時間も記述式がなくなったのに意味が分かりません。なぜⅡB60分ⅠA70分である必要があるのでしょうか?おそらくその分少し問題を増やしたのでしょうが(データの分析でしょうか)それも平均点の低下に寄与していると思います。

以上志向館の徳野でした。