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2026共通テスト国語問題分析

こんにちは、志向館国語科田中です。 以下、先日行われた共通テストの国語の問題分析です。   2026年度共通テスト国語は、前年よりやや難化と評価されている。平均点は約116点前後とされ、2025年度から10点程

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2026共通テスト 公共,政治・経済問題分析

昨年の平均点が62.66点であったのに対し、今年の中間集計では65.54点となっており、全体としては易化したと考えられる。第3問以降の政治・経済分野では、解答を即座に判断できる知識問題も見られたが、一方で、単なる暗記では

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2026共通テスト 公共,倫理 問題分析

「公共、倫理」の難易度は、昨年並みの難度と考えられる。新課程の共通テストも2年目となり、2年とも基本的には同じ形式で、来年も同様の問題傾向が続くものと予想できる。第1問は社会保障制度に関して。第2問は現代社会における文化

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2026共通テスト 英語問題分析

2026共通テスト 英語問題分析 昨年と同様、リーディングは第8問形式で出題され、出題形式・語数・マーク数もほぼ変わらなかった。そのため、受験生は慌てることなく問題に取り組めたと思われる。今年は特に、設問の選択肢が読みや

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2022年共通テストⅠA

大学入試センター試験から通してみても最低の平均点になりそうな共通テストの数学ⅠAですが、あらためて全体を通して見るとこの問題は絶対できないだろうなという難問はありません。では、なぜこのように平均点が低いか私なりの考え方を書いてみます。

①ほとんどの受験生が解けるような飽きるほど見た問題が少ない。

②第2問のデータの分析の問題の分量が多い。(計算量は少なかったが)

③選択問題である数Aの第3問から第5問のうち簡単と思える問題がない。

以上の3点が気になります。

共通テストからみられるようになった第1問〔2〕や第2問〔1〕は正解率は高くなかったかもしれないが、問題の難易度として高いわけではないと思います。ただし、以前この位置にあった不等式や二次関数の基本問題を押しのけてしまったことに対しては平均点を下げた要因になるでしょう。(①に関わる)

第2問〔2〕データの分析に関する問題はもちろん個人的な意見ですが、そんなにたくさん必要ですかと思います。4ページで十分では?(②に関わる)

第3問はプレゼント交換に関する完全順列(たとえば1234を並べるときにどの数字も最初の通りに並んでいない4123など)の問題で、順列・組み合わせの少し難しい部類に入ります。第4問整数の性質に関する問題はベースとしては一次不定方程式で基本ですが、係数が大きいため工夫している問題で、得意としている人は言っていることは分かったと思うのですが、数字の桁数が大きく、計算に時間がかかってしまったかもしれない。第5問図形の性質はよくある問題とは違うものにしようと工夫を凝らしてあるのは分かるのですが、図形を描くのに苦労してしまった挙句に、問題の解き方の進行が今までにないものであったため手間取った人がいたのではないでしょうか。毎年3問中1問はまあこれはすんなりとほとんど解けるかなという問題があるものですが、よく言えばこだわってしまったためにどの問題もやりにくくなってしまったようです。(③に関わる)

 

得点を取るための対策はかなり難しいと考えられます。強いて言えば普段から見たことのないような問題に対して取り組む癖をつけておくことでしょう。

 

しかし、いつも思うのですが、これは作り手は自分で解いてみていないのでしょうか?確かに問題の漏洩の点から誰彼構わず問題を解いてもらうわけにはいかないのですが、それぞれの問題ごとに何人かが作ってそれをただ合体させたように思います(勝手な意見です)。あと、70分の試験時間も記述式がなくなったのに意味が分かりません。なぜⅡB60分ⅠA70分である必要があるのでしょうか?おそらくその分少し問題を増やしたのでしょうが(データの分析でしょうか)それも平均点の低下に寄与していると思います。

以上志向館の徳野でした。