これまでの記事

諦めないって大事

こんにちは。志向館英語科の山城です。 金沢はもう春ですね。 花粉が飛びすぎてて山城はマスク外したくてもまだ外せないです。。 塾では合格発表の結果報告がたくさんきて笑顔が溢れかえってます。題名にある通り今年の受験は最後まで

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共通テスト国語を振り返り

こんにちは、志向館国語科の田中です。   今週は、金沢大学などの国公立大学の前期試験の結果発表や、公立高校入試といった、みなさまと塾にとって大きな意味を持つ一週間でありました。   高校入試の問題では

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英検1級2次試験

こんにちは。志向館で英語の指導をしている三木陽平です。 金沢の高校生たちも受験に勤しむ中、今回、私三木は英検1級の2次試験を受けてきたので報告させていただきます。   英検1級の2次試験は石川県で受けることがで

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23年共通テスト数学ⅠAを解いてみて

今年の共通テスト数学ⅠA、昨年の史上最低の平均点から約20点もアップ。今年の各国公立大学のボーダーを押し上げる「原動力」となったようです。 さて、個々に問題を見ていくと、各大問の前半部分は取り組みやすく、最初から手も足も

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共通テスト化学2022

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上の問題は共通テストになって出題されるようになった。完全な計算を必要とする問題です。

志向館の徳野です。今回は今年の共通テストの化学に対する考察と、来年の受験生に向けてどのように勉強していけばよいか書きます。

まず、大学入試センターから発表された中間集計の平均点ですが、間違いなく低いです。理由ははっきりしています。計算を必要とする問題が多すぎるからです。ここ何年も言い続けているのですが、計算量が多いと平均点が下がるのです。

 

具体的に、第4問の問2、第5問の問2のcとdを1問として考えると、

知識だけで解ける問題 11問

計算を必要とする、または有機化合物の異性体を考える必要がある問題 17問

せめて計算を必要とする問題を半分にしてほしいと思っています。それでも平均は低いでしょう。過去のセンター試験の様子を見ても適正なのは、計算を必要とする問題の割合は30~40%です。

 

さて、その計算問題を1問1問見ていくと簡単とは言えないですが、難しい問題もあるにせよ、計算そのものも煩雑なものではなく、割とよくできています。ただし、これが連続するとかなり精神力を奪われるようで、未熟な人であるほどできる問題でもできなくなるようです。たぶん作成者はそれがわからないのでしょう。ちなみに知識だけで解ける問題も少し難しく、これは誰でも解ける問題だろうと思われるものは2・3問でした。

 

この傾向が続くとすると次の受験生も大変でしょう。60%の得点を取るにはかなりのスピードとタフさが必要です。化学は旧帝大・医学部では必須であることが多いですが、ほとんど理系の受験生は国公立二次試験で化学を必要としません。ですが、そこそこの点数を取ろうと思ったら二次レベルの勉強時間をとる必要があります。昔のように化学はセンターまでだからという考え方はできません。理系は全員旧帝大や医学部を受けるつもりの勉強が必要であることを皮肉を込めて書いておきます。