どうも、志向館で世界史を教えている三木陽平です。
現役生の世界史受講者の皆さん!共通テスト直前の現代中国史講座、ためになりましたか??
複数の問題が本番でも出題されて、三木は微力にでもお役に立てたかと思います。
最後の2週間の授業は、アフリカ史と朝鮮史を取り扱うつもりです。私立の問題は地域誌を単独で出題してくるため、手薄な地域を抑えておくとよいでしょう。
今回の世界史の問題の一つ、紙幣の発行に関する問題ですね。仮説を立てるという問題の組み立てはなかなかです。
金貨鋳造量が100万ポンドを下回るのは、1799年から1813年にかけてです。
そもそも1750年から1821年にかけてイギリスとロシアで目立った戦争はないですね。
したがって、ナポレオン戦争下におけるフランスの戦いに備えたものでしょう。
そして、この時期の紙幣発行量はグラフより比例して増加してますから、紙幣を大量に発行したことは明らかです。
正解は3番…グラフから推理して素直に解答する問題でした。
コロナ禍で日本の通貨供給量が過去最高の1450兆円後半に突入した話は授業でも取り扱いましたね。
志向館の世界史授業では社会科学として様々な知識を享受します。
そのような見識の広さは共通テスト型には欠かせないですね。
有事の際には札を刷る…なんだか日本の世相を反映しているような入試問題な気がしました。