志向館化学担当徳野です。センター試験時代から平均がここ数年低く難易度が高い化学ですが、共通テストでもやはり簡単ではないようです。その要因は4点挙げられます。
①計算問題の分量が多い
②知識については教科書のレベルかどうか怪しいほど難しいことが問われる
③教科書に載ってないような物質を題材にする
④グラフを自分で書いて解く問題がある(写真の問題)
③については、今年の問題だと第3問問3にあるシュウ酸鉄(Ⅲ)に関する計算問題です。④については共通テストになってから目に見えてわかる特徴的な問題です。ただでさえ、時間が足りないこの試験でさらに時間が割かれる要因になります。しかも今年の問題は2問そういった問題がありました。以前に比べても解くスピードを要求される問題になりました。以前からそうでしたが、化学選択者は相当な覚悟が必要になります。