これまでの記事

マークシートペンの替芯について

こんにちは、志向館で英語の講師をしている三木陽平です。 総体が終わり夏が近づくにつれて、石川県の高校生たちも受験ムードになってきました。 今回は、受験生を応援すべく、いつも校門配布で配っているマークシートペンの替芯にまつ

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総体明け募集

先週は石川県高校総体予選がありました。引き続き、北信越大会に出る人、そして、特に今回の大会で部活動を引退する3年生、本当にお疲れ様でした。3年間、いろいろなことや、思いがあったと思います。悔いなく終了できましたか?次は、

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サラブレッド

6/5付朝日新聞に掲載されていた、女子陸上の第1人者である田中希実さんの話より   人には恵まれ続けました。母がマラソン選手で、父がそれを指導する家庭で生まれました。 (中略) 両親が陸上をしているので「サラブ

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昼も夜もアタック!レシーブ!

こんにちは、国語科田中です。 6月に入り、高校総体・総文の時期となりました。当塾にお通いの皆様も忙しい頃だと思います。   今回のタイトルですが、「なんだこのタイトル?」って感じですね。 2ヶ月程前の話になるの

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2021年共通テスト地理B分析

今年の共通テスト本試の地理Bで、共通テストの一つの特徴である対話調の問題は第1問の自然環境で出題されている。

地理受験者にとっては、対話調の問題は過去には第6問の地域調査(今回の共通テストでは第5問)で主題されており、その形式自体は慣れているはずである。ただ、出題内容がかなり違っており、資料に対して、その事象の原因が問われており、地理的考察力が要求される。

問1は仮想大陸が久しぶりの登場。冷静に見れば、それほど知識がなくてもわかる。問2は雨温図を見て、気候区の判断は容易であり、その要因となる気圧帯も選べるであろうが、その気圧帯の移動を考えて、降水量まで考

えさせるのは少し難しかったかもしれない。問3は自然災害についての問題であるが、知識問題というよりは常識で解ける問題。問4の氷河の分布している山はこれまでも問われていないわけではないが、その数を答えされるのは少し迷うかもしれない。問5、6は写真を見て、答えさせる問題であるが、常識の範囲で解ける問題。

 

第2問以降についても、出題形式は違えど、資料をあげて、その事象についての要因を問う問題が多く、問題数は減ったものの、一問一問に時間がかかるため、時間的にもきつかったかもしれない。昨年に比べても平均点はかなり下がるのもうなずける問題ではあった。

 

今後の対策としては、日頃から地理的事象について常にその要因について意識をし、過去のセンターの問題を解いて、その解説をしっかり読み込み、なぜその解答になるかを考えながら問題演習をするとよいだろう。ただ、ある程度の基礎的知識は当然のように必要であり、授業や教科書に出てくる語句はしっかり把握する必要はある。

 

地理も含め、地歴3科目までも常勤講師が担当する予備校は金沢では志向館が唯一である。ましてや、考察力が問われる共通テストの指導ということになると、単に高校時代が得意だったというだけで、教えているような学生講師では到底対応はできないだろう。

 

志向館 地理専任講師 宮前 龍彦