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2026共通テスト国語問題分析

こんにちは、志向館国語科田中です。 以下、先日行われた共通テストの国語の問題分析です。   2026年度共通テスト国語は、前年よりやや難化と評価されている。平均点は約116点前後とされ、2025年度から10点程

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2026共通テスト 公共,政治・経済問題分析

昨年の平均点が62.66点であったのに対し、今年の中間集計では65.54点となっており、全体としては易化したと考えられる。第3問以降の政治・経済分野では、解答を即座に判断できる知識問題も見られたが、一方で、単なる暗記では

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2026共通テスト 公共,倫理 問題分析

「公共、倫理」の難易度は、昨年並みの難度と考えられる。新課程の共通テストも2年目となり、2年とも基本的には同じ形式で、来年も同様の問題傾向が続くものと予想できる。第1問は社会保障制度に関して。第2問は現代社会における文化

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2026共通テスト 英語問題分析

2026共通テスト 英語問題分析 昨年と同様、リーディングは第8問形式で出題され、出題形式・語数・マーク数もほぼ変わらなかった。そのため、受験生は慌てることなく問題に取り組めたと思われる。今年は特に、設問の選択肢が読みや

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2021年共通テスト地理B分析

今年の共通テスト本試の地理Bで、共通テストの一つの特徴である対話調の問題は第1問の自然環境で出題されている。

地理受験者にとっては、対話調の問題は過去には第6問の地域調査(今回の共通テストでは第5問)で主題されており、その形式自体は慣れているはずである。ただ、出題内容がかなり違っており、資料に対して、その事象の原因が問われており、地理的考察力が要求される。

問1は仮想大陸が久しぶりの登場。冷静に見れば、それほど知識がなくてもわかる。問2は雨温図を見て、気候区の判断は容易であり、その要因となる気圧帯も選べるであろうが、その気圧帯の移動を考えて、降水量まで考

えさせるのは少し難しかったかもしれない。問3は自然災害についての問題であるが、知識問題というよりは常識で解ける問題。問4の氷河の分布している山はこれまでも問われていないわけではないが、その数を答えされるのは少し迷うかもしれない。問5、6は写真を見て、答えさせる問題であるが、常識の範囲で解ける問題。

 

第2問以降についても、出題形式は違えど、資料をあげて、その事象についての要因を問う問題が多く、問題数は減ったものの、一問一問に時間がかかるため、時間的にもきつかったかもしれない。昨年に比べても平均点はかなり下がるのもうなずける問題ではあった。

 

今後の対策としては、日頃から地理的事象について常にその要因について意識をし、過去のセンターの問題を解いて、その解説をしっかり読み込み、なぜその解答になるかを考えながら問題演習をするとよいだろう。ただ、ある程度の基礎的知識は当然のように必要であり、授業や教科書に出てくる語句はしっかり把握する必要はある。

 

地理も含め、地歴3科目までも常勤講師が担当する予備校は金沢では志向館が唯一である。ましてや、考察力が問われる共通テストの指導ということになると、単に高校時代が得意だったというだけで、教えているような学生講師では到底対応はできないだろう。

 

志向館 地理専任講師 宮前 龍彦