これまでの記事

星稜大学 学校推薦型・総合型選抜対策講座

先週土曜日の、志向館寺町校での金沢大学入試セミナーに引き続き、本日は、星稜大学へ行って、学校推薦型・総合型選抜対策講座の出張授業をしてきました。担当して4年目ですが、コロナのため、今年が初めての対面授業です。北陸3県を中

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金城大学 オープンキャンパス

昨日、金城大学のオープンキャンパスで「推薦・一般選抜対策セミナー」の英語の授業をしてきました。今年も、入試問題を分析し、授業を受けてくれた人たちの合格の後押しになればいいと全力で解説してきました。今後の受験勉強に役立って

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志向館寺町校が新しくなりました!

こんにちは。英語講師の三木陽平です。 すでに通われている高校生や予備校生の方はご存じかもしれませんが、志向館寺町校の玄関と大自習室が改装されました。40年続いた趣のある玄関と仕様でしたがリニューアルです。白基調に床を深い

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共通テストにおける理想の読解速度は?

こんにちは、志向館国語科の田中です。 突然ですが、高校生のみなさんは文章を読むときのスピードは気になりませんか? 当塾の館生においても読解スピードが気になる方は多いようです。 そこで、どのくらいのペースで文章を読むと良い

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2021年共通テスト地理B分析

今年の共通テスト本試の地理Bで、共通テストの一つの特徴である対話調の問題は第1問の自然環境で出題されている。

地理受験者にとっては、対話調の問題は過去には第6問の地域調査(今回の共通テストでは第5問)で主題されており、その形式自体は慣れているはずである。ただ、出題内容がかなり違っており、資料に対して、その事象の原因が問われており、地理的考察力が要求される。

問1は仮想大陸が久しぶりの登場。冷静に見れば、それほど知識がなくてもわかる。問2は雨温図を見て、気候区の判断は容易であり、その要因となる気圧帯も選べるであろうが、その気圧帯の移動を考えて、降水量まで考

えさせるのは少し難しかったかもしれない。問3は自然災害についての問題であるが、知識問題というよりは常識で解ける問題。問4の氷河の分布している山はこれまでも問われていないわけではないが、その数を答えされるのは少し迷うかもしれない。問5、6は写真を見て、答えさせる問題であるが、常識の範囲で解ける問題。

 

第2問以降についても、出題形式は違えど、資料をあげて、その事象についての要因を問う問題が多く、問題数は減ったものの、一問一問に時間がかかるため、時間的にもきつかったかもしれない。昨年に比べても平均点はかなり下がるのもうなずける問題ではあった。

 

今後の対策としては、日頃から地理的事象について常にその要因について意識をし、過去のセンターの問題を解いて、その解説をしっかり読み込み、なぜその解答になるかを考えながら問題演習をするとよいだろう。ただ、ある程度の基礎的知識は当然のように必要であり、授業や教科書に出てくる語句はしっかり把握する必要はある。

 

地理も含め、地歴3科目までも常勤講師が担当する予備校は金沢では志向館が唯一である。ましてや、考察力が問われる共通テストの指導ということになると、単に高校時代が得意だったというだけで、教えているような学生講師では到底対応はできないだろう。

 

志向館 地理専任講師 宮前 龍彦